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ホーム樹種や仕上げについて

樹種や仕上げについて。


チーク材とオーク材、それぞれの特徴について。

写真チーク材とは

世界三大銘木に数えられる高級材の一つで、産地は主に タイ、ミャンマー、インドネシアなど、東南アジアの熱帯地方となります。
茶褐色で深く美しい木目と、ロウのように滑らかな質感が特徴で、木の内部には天然の油分が含まれていることから、耐水性に優れ、虫害などにも強い木材です。
また、収縮率や狂いが少なく、加工性にも優れていることから、古く船舶用材や内装材、高級家具の材料として多く使用されてきました。
しかしながら現在は、自然保護の観点から多くの地域で伐採や輸入が規制されています。そのため近年日本国内で手に入れるのは大変難しく、非常に高価かつ貴重な木材となっています。



写真オーク材とは

世界に広く自生するブナ科の広葉樹で、日本では「ナラ」または「ジャパニーズオーク」と呼ばれます。
オーク材とナラ材は、正確には原産国などによって種類が異なり、細かく分類されていますが、基本的には同樹種としてとらえられることが多く、身近なところでは、「どんぐりの実る木」が「ナラの木」です。
表面は緻密で非常に堅く、強度と耐久性に優れていることから、日本でも昔から家具の材料として用いられ、ヨーロッパなどでは家具だけでなく船やウイスキーの樽などにも使用されていました。
また、1950~60年代の北欧家具にも、オーク材は多く使われていましたが、当時は良材という事で、北海道のナラ材が使われていたこともあるというのは有名な話です。



ウレタン塗装とオイルフィニッシュについて

 ウレタン塗装
液状の塗料をスプレーガンにより吹きつけるタイプの塗装で、完全硬化後は固く強靭な塗装膜が形成されますので、水分や熱、乾燥などにも強く、傷のつきにくい強い表面仕上がりとなります。

 

基本的にメンテナンスなどは不要で、普段のお手入れは、硬く絞った濡れぞうきんまたは、家庭用の洗剤などを使い表面を拭いていただいても問題ございません。

表面には薄い塗装膜ができる分、木そのものの質感は若干失われますが、表面のパサつきがなく均一に仕上がるため、よりきれいな家具の印象となります。



オイルフィニッシュ
凝固性のある保護オイルを刷毛などで塗布し木に染み込ませ、ウェスでふきあげて完了する仕上げ方法です。

 



質感はマットでツヤは無く、木そのものの手触りが楽しめる仕上がりですので、木本来の質感を楽しみたい方にお勧めです。
ただし、オイルのみで仕上げを行っているため、ウレタン塗装に比べ傷もつきやすく、水分や熱、乾燥にも弱いため、オイルやワックスなどでの定期的なメンテナンス(※1)が必要となります。


※1:オイルフィニッシュのメンテナンスについて
家具用のメンテナンスオイルまたはワックスにて、半年~1年に1回程度メンテナンスを行ってください。
使用環境の影響で乾燥が気になる場合は、3~4ヵ月に1回程度のメンテナンスを推奨いたします。

【メンテナンス方法】
①木の表面を整えるため、400番程度のサンドペーパーを使い、全体を軽くこすります。
②メンテナンスオイルをウェスに染み込ませ、家具全体にムラのないよう薄く均一に塗り伸ばしていきます。
③塗り伸ばしたオイルを、乾いたキレイなウェスでしっかりと拭き取ってください。
④拭き取り後は、12~24時間放置・乾燥させてください。乾燥後、メンテナンスは完了です。

~ご注意~
お使いになったウェスは、そのまま放置しますと、発熱・自然発火をし火災の原因となります。
ご使用後のウェスは、必ず一度水に浸してから、燃えるゴミとして処分をしてください。




   塗装の違いによる輪ジミの付きやすさを実験
    濡れたコップを一晩おき、シミの付き方を比べてみました。

左がウレタン塗装
右がオイルフィニッシュ

 

 
輪ジミ

1日放置した結果。
※クリックで大きく見れます。






経年変化について

チーク材
チーク材の特徴である木目の中の黒い縞模様は、月日が経つごとにやがて薄く抜けていき、落ち着いた雰囲気へ。
茶褐色の表面は徐々に赤みを増し、深く鮮やかな金褐色の要素を含む美しい色へと変化していきます。
皆様がよく目にする北欧ヴィンテージ家具も、そんなチークの経年変化によって、より魅力が引き出された家具の一つではないでしょうか。



オーク材
出来立て時は白く明るい色をしているオーク材ですが、経年とともに黄色みを帯びた褐色へと変化していきます。
それはよく「飴色(あめいろ)」とも表現され、変化を語るうえでの代名詞となっています。
オークの持つ力強い木目と飴色の変化が相まって、使い込むほどに
味わい深く、高級感が増していくのがオーク材の特徴です。




無垢材と突板の違いについて
無垢材(むくざい)
合板や集成材などではなく、原木の丸太から切り出した、純粋な「木」そのものの部材のことです。

樹種によって価格や価値、用途は様々ですが、主に家具に使用されるようなオークやチーク、ウォルナットやチェリーといった、いわゆる「銘木(めいぼく)」と呼ばれる無垢材は価値が高く上質と言えます。

当然ながら、どこで切っても、どこまで削っても無垢材(原木)であることに変わりはないので、様々な切削・形成加工、彫刻のような装飾彫りにも向いており、木本来の美しい年輪木目を残しながら「削ることができる」というのが、無垢材における何よりの贅沢です。


しかしながら、
天然の木そのままの状態であるがゆえ、湿気や乾燥の影響を受けやすく、収縮や膨張を繰り返します。
それにより、反りが発生したり、ときには割れることもあるというのが無垢材のデメリットと言えます。



突板(つきいた)
木を機械で薄くスライスして、シート状に加工したもののことで、一般的には0.3mm~0.5mm程度の厚みとなります。

このシート状に加工した天然木を、積層べニア材やランバコア材、MDFといった、いわゆる「合板(ごうはん)」の表面に貼り付けて、化粧材として使用します。


無垢材よりもコストを抑えつつ、天然木の綺麗な木目で家具や建具などを製作することができますが、突板製作はけしてコストを抑えるためだけが目的ではありません。

合板に突板を貼った部材は、伸縮による寸法の狂いや割れなどがほとんどなく、引き出しやドアの可動に不具合が発生しづらいという利点もあることから、チェストやサイドボードといった箱物家具に広く採用されており、市場に出回るほとんどの家具は「突板製作」というのが一般的です。


デメリットとしては、
表面の突板部分に深い傷がついたり、削れてしまったりした場合、無垢材とは違い、下地の合板が露出してしまったり、場合によっては、貼り付けた突板が剥がれてしまう可能性もあります。


塗装の安全性について
SAC WORKSの家具に使用される塗料やボンド、芯材として使用される積層合板などについては、有害物質を高レベルで排除し、厳しい国内基準をクリアした安全なもののみを使用しております。



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